背中にできてしまうニキビ跡には、色素沈着タイプやクレータータイプなどがあります。なかなか治すのが難しいニキビ跡ですが、ニキビ跡に効く市販薬があるのを知っていますか?そこで、ここではニキビ跡のためのおすすめ市販薬を5つ厳選してご紹介していきます。
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背中のニキビ跡は市販薬でも消すことができるの?
ニキビ跡の市販薬をご紹介するまえに、ニキビ跡ができる仕組みと、それを改善させるにはどうしたらよいかをご説明します。
色素沈着による背中のニキビ跡はシミのような茶色、または黒くなってしまうことが多いです。この状態は、肌のターンオーバーが正常に行われなかったことが原因です。つまり、肌の内部にメラニン色素が残っているのです。
色素沈着タイプのニキビ跡が発生してしまう原因について
衣類で擦れたり、ニキビを放置してしまったことで悪化すると、ニキビが炎症を引き起こしてしまいます。この炎症によって活性酸素が大量に発生して、肌を守るためにメラニンが過剰に分泌されます。この過剰に分泌されたメラニン色素が肌に残ったため、ニキビが跡として残ってしまうんです。
この場合、通常では肌のターンオーバーによってニキビ跡の原因になるメラニンを除去していくのですが、ターンオーバーが正常に行われていなければメラニンが残り、ニキビ跡として残ってしまいます。
ニキビ跡を解消させるためには肌のターンオーバーを促すことが必要
一度メラニンが肌の内部に残ってしまうと、肌のターンオーバーの力でメラニンを除去していくしかありません。肌のターンオーバーの働きを促進させるためには、食事や外用薬を使ってケアをしていくことで可能となります。
しかし、ニキビ跡を解消させていくには、外用薬のように肌の表面の炎症を抑えるだけでは効果を得ることができない可能性もあります。
色素沈着タイプのニキビ跡を解消させていくには、角質層の炎症を抑えながら水分保持をすることで、ターンオーバーを活性化させていく必要があるんです。これらの効果が得られる成分は、グリチル酸2kや水溶性プラセンタ、コラーゲンなどの美容成分です。
このような成分が入っている市販薬なら、より効果的に色素沈着タイプのニキビ跡を改善させていくことができます。美容皮膚科やエステに行かずに家で治療をしていくのであれば、このような市販薬を使用してケアしていきましょう。
ニキビ跡におすすめの市販薬5選
ドラッグストアでは、ニキビ跡の改善に使える市販薬がいくつか販売されています。ニキビ跡に効果がある市販薬でも、飲んで効果が出てくる内服薬と、外側から成分を浸透させていく外用薬に分かれています。それでは、ニキビ跡の改善につながる市販薬の成分や効果などを見ていきましょう。
アットノンEXはクリームタイプの塗り薬で、ヘパリン類似物質が配合されている第2医薬品です。
このヘパリン類似物質には肌の新陳代謝の働きを高める効果があり、背中だけでなく胸やお尻などにできるニキビ跡も治すことができます。特に、赤みや色素沈着タイプによるニキビ跡の症状を改善させる効果があります。
アットノンは、クリームタイプの他にもジェルタイプがあり、使用感の好みで選ぶことができます。
メラノCCはクリームタイプの塗り薬で、ビタミンCとEが配合された医薬部外品です。第2医薬品より、少し化粧品に近い商品ではありますが、シミやニキビ跡への評判もよく、amazonではベストセラー1位を獲得しています。
壊れやすいといわれる活性型ビタミンCを、そのまま安定的に配合することに成功しており、角質層の奥までしみこんでメラニンの生成を抑えてくれます。ほかにも、ビタミンE、うるおい成分のアルピニアホワイトなどを配合することで、ニキビ跡の治療により効果を発揮します。
ケシミンクリームはビタミンC誘導体が配合されているクリームで、医薬品には分類されていませんが、とても評判の良いクリームですのでここでご紹介させていただきます。
ケシミンの主成分であるビタミンC誘導体は、お肌のすみずみまでじっくり浸透して、メラニンの生成を抑える働きがあります。また、ビタミンEも配合されており、お肌の代謝アップも期待できます。シミだけでなく、色素沈着してしまったニキビ跡にも効果的です。
ケシミンは、化粧水や美容液とシリーズがありますので、普段のお手入れに取り入れやすいのもポイントです。
チョコラBBルーセントCは、錠剤タイプの飲み薬です。ビタミンCやLシステイン、ビタミンB2やビタミンEなどの成分が配合されている、第3医薬品です。
効果はシミやそばかすなどの色素沈着を緩和させることができ、ビタミンCやLシステインの働きによって肌の内側に残ってしまったメラニンを無色化してくれるというものです。
さらにビタミンB2やB6によって肌のターンオーバーを促し、新陳代謝を高めながら黒く残ったニキビ跡を治していく効果があります。
ハイチオールC ホワイティアは錠剤タイプの飲み薬です。L-システインやアスコルビン酸、パントテン酸カルシウムなどが配合されている、第3医薬品です。
こちらもチョコラBBルーセントCと同様に、主成分としてL-システインやアスコルビン酸であるビタミンCが配合されていて、色素沈着タイプのニキビ跡に効果的です。
市販薬を使いながら保湿ケアをしていくと効果的!
このような市販薬でニキビ跡を改善させていくときに、同時に保湿ケアを行っていくとより効果をアップさせることができます。
保湿ケアを同時に行う理由は、しっかりと肌を保湿することによって肌のターンオーバーを正常に近づけられるようになるからです。一部の薬には保湿成分が配合されていますが、乾燥しやすい背中には不十分です。
肌のターンオーバーが正常に近づいていけば、より回復力が高くなり色素沈着タイプのニキビ跡を短期間で薄くすることができます。
また、背中のニキビは肌の乾燥から引き起こされることがあるため、保湿ケアを行うことでニキビ跡の改善だけでなく、ニキビが発生しないように予防することもできます。
では、保湿ケアの方法や注意しなくてはならないことを知っておきましょう。
保湿ケアには化粧品を使うのがおすすめ
肌を保湿していくには化粧水や乳液、クリームなどの化粧品を使ってケアしていくのが最も簡単で効果的な方法です。
保湿ケアを行うときは浸透力が高い成分が配合されている化粧品を使ったり、ニキビ跡用の化粧水などで角質を柔らかくしながら保湿を促すのもいいでしょう。
肌の保湿を促せる成分はヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドやエラスチンなどがあります。こういった成分がたくさん配合されているかを確認し、肌の水分量を高められるようにしていきましょう。
肌の保湿を促すうえで注意しなくてはならないこと
肌の保湿を行っていても、誤って肌を乾燥させるようなことをしていては効果が薄れてしまいます。保湿を効果的に行っていくためには、肌が乾燥しないようにケアしなければなりません。
まず、お風呂で背中をゴシゴシ洗ってしまうと、肌のバリア機能が弱り乾燥しやすくなってしまいます。お風呂で背中を洗うときは、できるだけボディタオルを使用せず、手で優しく包み込むように洗うと良いでしょう。
ボディタオルを使わなければ肌のバリア機能を低下させてしまう心配もなくなり、肌が潤いを保てるようになりますので、ニキビ跡の改善が上手くできるようになります。
さらに保湿ケアを行う際は化粧水や乳液、クリームなどをつけすぎないように注意しましょう。こういった化粧品を過剰に使うと、かえって肌に刺激を与えてしまい肌の乾燥を招いてしまうこともあります。また、肌のターンオーバーの働きが乱れてしまうこともありますので、適切な量で保湿ケアができるように心がけましょう。
さいごに
市販薬と併用して保湿ケアを毎日行い、肌が乾燥しないように注意していくことで、背中のニキビ跡を改善させることができます。ニキビ跡が徐々に薄くなり、目立たなくなるととっても嬉しいものです。
ニキビ跡の改善は、効果がすぐに得られるわけではありませんので、長期的にケアを行うことが重要となります。諦めず、地道にケアを行っていきましょう。
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