背中ニキビの原因は汗をかくことって言うけど、どんな対策をとればいいのでしょうか?汗をかくときの対処法を、皮膚科のお医者さんに聞いてみました。
背中ニキビの原因が汗というのはウソ?正しいケア方法は?ニキビに汗拭きシートは使ってもいいの?夏場でも効果のある治し方は?など、気になる疑問についてご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
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背中ニキビの原因は汗?というのはウソ
背中ニキビに悩んでいる人にとって、暑い季節は汗が気になる季節でもあるますよね。汗がニキビを悪化させる原因になるっていうし、正しくケアできないだろうか?と考えているかもしれません。
実際、汗がニキビの原因!汗をかいたらこまめに拭く!できればシャワーをこまめに浴びる!と説明しているウェブサイトや記事も散見されます。では、汗は背中ニキビにとってどれくらい悪影響なのでしょうか?皮膚科の先生に聞いてみたところ、衝撃の回答をいただきました。
なんと!汗はニキビと関係ないというのです。その理由を詳しく聞いてみました。
つまり、汗をかくことで背中ニキビができているわけではない、ということなんです。夏場の不安がひとつ解消されましたね!
しかし、汗が直接ニキビを悪化させているわけではないからといって、何も気にしなくていいわけではなさそうです。次章から、汗をかいたときの正しいケア方法をご説明します。
運動などで背中に汗をかいたときの正しいケア方法
夏に外を長時間歩いたり、運動などでいつもより多く汗をかくと、背中ニキビへの影響が気になりますよね。汗をかくことがお肌に悪いことではないのですが、汗をかきっぱなしにしておくのは危険です。
汗をたくさんかいたときのお肌は、雑菌が繁殖しやすい環境になっています。汗をそのまま放置しておくと、ニキビの原因菌が増殖するなどしてしまいます。炎症を起こして新しいニキビをつくったり、今あるニキビを悪化させてしまうかもしれません。
汗をたくさんかいたな、と思ったら、タオルなどでしっかり拭き取るようにしてください。シャワーを浴びるのが理想的です。お湯で洗い流すだけでOK!
Tシャツやウェアなどが汗を吸収していたら、着替えるようにするのも背中ニキビの予防に効果的です。
背中ニキビがあっても汗拭きシートで汗を拭くべき?
汗を拭くのに便利な汗拭きシート。様々な化学成分が入っていそうですが、ニキビのある背中に使っても大丈夫なのでしょうか?
多くの汗拭きシートには、「アルコール」と「パウダー」が含まれています。そのため、メーカー側も敏感肌の人には使用をおすすめしていません。
具体的に肌へ悪影響である、というほどではありませんが、汗拭きシートの成分がニキビを刺激してしまう可能性もありますので、気になる方は使用しないほうが無難でしょう。
特に、赤く炎症しているニキビがある人はさけたほうがいいかもしれません。ざらざらと角質が硬くなったようなニキビの方であれば、刺激の少ないシートであれば問題ないと思います。
背中ニキビは汗をかく季節でも保湿ケアで治せる
夏は湿度も高く、汗をかいているのでお肌のうるおいは問題ない、と考えている人がいます。しかし、背中ニキビに悩んでいる人は、夏場でもしっかり保湿ケアをしなければいけません。
背中ニキビの根本的な原因は乾燥です。お肌が乾燥していると、肌の代謝機能が低下していたり、古い角質や汚れが毛穴に詰まりやすくなっています。
汗をかいていても、背中ニキビができているということは、お肌の代謝機能がまだまだ健全ではなかったり、お肌のバリア機能が低下している可能性があります。
そこで、入浴後などに背中をしっかり保湿することで、お肌にうるおいを与えます。すると、お肌の代謝もアップしますし、美容成分が浸透することでお肌のバリア機能もアップさせることができます。
お肌がしっかりうるおっていることは、皮脂コントロールにもつながります。汗を拭き取るケアだけでなく、保湿ケアもしっかりおこなって、汗の季節の背中ニキビを改善させましょう。
まとめ
- 汗はニキビを悪化させていない
- 汗と皮脂は同じじゃない
- 汗をかくのは良いこと!新陳代謝アップが期待できる
- 汗の放置はNG!拭き取る、洗い流す、着替えること
- 夏場でも保湿ケアは大切!お肌のバリア機能をアップできる
いかがだったでしょうか。背中ニキビにとって、汗をかくことは悪影響と思っていた方は、考え方が変わったのではないでしょうか?適度な発汗は、美容にとって良いことです。体の代謝をアップさせるためにも、あまり気にせず汗をかくようにしましょう。そして、雑菌の繁殖を防ぐためにも、汗は放置せずにしっかりケアしてくださいね。