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ニキビに効果があるといわれるオロナイン。正しい使い方で効果的に使えていますか？よくない方法やタイミングを間違えると、ニキビに対して逆効果になってしまうこともあります。

記事では、オロナインの正しい塗り方を分かりやすくまとめました。化粧水や乳液を使う場合の順番は？一日のうちいつ塗るの？回数や頻度は？一度に使う量は？ニキビへのオロナインの使い方を知って、早くニキビを治してしまいましょう！

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ニキビへのオロナインの使い方を知る前に…

ニキビ治療薬として最も有名なものといえば、オロナインではないでしょうか。多くの家庭に常備されており、手軽さ・使いやすさでいえばNo.1です。大塚製薬から50年以上販売されているオロナインは、大容量なのにお手頃な価格で様々な用途に使えるということから、家庭用常備薬として広く愛用されています。

多くの人が知っている使い方としては、顔にあるニキビにオロナインを塗る、という治療方法でしょう。ですが、背中のニキビにはどうでしょうか？また、顔に塗るときと違って、背中ニキビでの正しい使い方はご存知でしょうか？正しくオロナインを使うために、順番にご説明していきます。

オロナインのニキビに効く成分

まずは、オロナインという薬について知りましょう。オロナインは、皮膚用抗菌軟膏です。様々な症状に使えるイメージのあるオロナインですが、正式な効能としては以下のように記載されています。

このように、軽い傷や皮膚の炎症を中心に効果が期待できるのがオロナインという薬です。さらに、効能の一番最初に記載されているのが「にきび」ということからも、オロナインがニキビに効く薬であることが分かります。

オロナインが様々な皮膚疾患に効く理由は、配合されているクロルヘキシジングルコン酸塩という成分にあります。このクロルヘキシジングルコン酸塩は、殺菌・消毒薬として広く用いられている成分です。お肌にできた炎症や傷を消毒・殺菌して、炎症を鎮めたり、傷の治りを早くしてくれる作用があります。

オロナインがニキビに効く理由

ニキビは、アクネ菌（もしくは背中の場合マラセチア菌）が原因となり肌が炎症を起こすことで発症しています。特に、炎症を起こしてしまった赤いニキビは、放っておけば黒ニキビやニキビ跡になってしまい、より治療が難しくなります。そのため、赤く炎症を起こしている状態のニキビを退治することが、ニキビ治療にとって大切です。

オロナインは、クロルヘキシジングルコン酸塩による殺菌効果によって、ニキビの原因となっているアクネ菌（もしくはマラセチア菌）の増殖を抑え、炎症を鎮めてくれます。原因となる菌が除去され、炎症も落ち着くことで、ニキビが改善されていくんです。

オロナインにステロイドが入ってる！？

オロナインがニキビに良く効くことから、「ステロイド」が入っているんじゃないの？」という疑問を持つ方がいます。確かに、ステロイド（副腎皮質ホルモン）は肌に良く効く成分ですが、一方で肌への負担が大きく、副作用も心配されます。ただ、心配はいりません。オロナインにステロイドは含まれていません。肌への負担が強くないのに効果があるからこそ、オロナインは長年愛されている薬なんです。

オロナインのニキビへの正しい使い方

薬局で簡単に買えるオロナインだから、詳しい使い方を教えてもらう機会がありませんよね。もちろん、患部に塗るだけでOKですが、オロナインの正しい使い方を学んで、より効果のでるように使用しましょう。

基本的な使い方

☆お風呂上りなどの清潔な状態の肌に塗る

☆やさしく薄く伸ばして塗る、かるくすりこむような感じ

☆ベタつく場合は、タオルやガーゼなどで拭き取る

☆ボディファンデーションなどの化粧品との併用はNG

☆毎日つけてもOK

より効果の出るポイント

☆化粧水やジェルなどで保湿したあとに薬を塗る

ニキビに対して、どのようなタイミングで塗っても薬の成分は効いてくれます。しかし、ニキビの場合は、ニキビの炎症を抑えるだけでなく、そこから新しいニキビにならないように予防することも大切です。

お風呂上りの清潔な肌にオロナインを塗っただけだと、徐々に乾燥していき、薬の効き目が切れるころに新しいニキビが出来始めてしまう可能性があります。ニキビへのケアを同時に行うことで、より早く改善することが期待できます。

なお、ポイントは「保湿→オロナイン」の順番です。肌をしっかりうるおった状態にしてから薬を塗ることで、薬の成分もスムーズに浸透してくれます。なお、オロナインを先に塗ってしまうと、保湿用のジェルなどが肌の奥まで浸透しにくくなってしまい、せっかくの保湿効果が半減してしまいますのでお気を付けください。

背中ニキビにもオロナインは効くの？

さて、ここまでオロナインは炎症を起こした赤ニキビに効果があるという話をしてきましたが、そもそも背中ニキビには効果があるのでしょうか？実は、オロナインだからこそ、背中ニキビに効く理由があるんです。

まず、オロナインはニキビに特化した薬ではありません。一方で、様々な菌への殺菌作用をもっています。これが、実は背中ニキビにも効果的な理由です。一般的なニキビの原因菌はアクネ菌といわれているものですが、背中の場合には、もう一種類の原因が考えられます。それが、「マラセチア菌」と呼ばれるカビの一種で、背中ニキビはマラセチア毛包炎と呼ばれるものの可能性があります。

ニキビ治療薬の場合、アクネ菌にしか殺菌作用がない薬もあります。もし、あなたの背中ニキビがマラセチア毛包炎だった場合、この薬では効果が見られません。しかし、オロナインは様々な菌へ効果が期待できるため、アクネ菌であってもマラセチア菌であっても、しっかり殺菌作用が働くんです。

オロナインは、炎症ニキビへすぐに効果が発揮されます。しかし、ニキビというのは完全に完治させることが難しく、オロナインであっても炎症を抑えるための一時的な効果しかないといわれています。なぜなら、ニキビの根本的な解決がされていないからです。

特に、背中は皮脂が多く古い角質が溜まりやすい部位となっています。一時的に炎症を抑えたとしても、古い角質が残ったままでは、また炎症を起こして新しいニキビになってしまいます。オロナインでの治療を効果的に行う場合には、オロナインと一緒に保湿ケアを徹底したり、生活規則を整えるなどしていくといいでしょう。

ニキビにオロナインを塗って悪化するケース

いろんな症状に効くオロナインですが、実はニキビを悪化させるケースがあるのをご存知でしょうか。

ここまで、オロナインは炎症を鎮める効果があるため、赤ニキビに効果があるとご紹介してきました。しかし、炎症を起こす前の白ニキビや炎症の後の黒ニキビにオロナインを使用すると、悪化してしまうケースがあるんです。

白ニキビは、皮脂や汚れが毛穴に詰まっただけの症状で、ニキビの中では初期段階です。この場合は、まだ炎症が起こっておらず、原因となる汚れを除去するのが一番効果的です。しかし、白ニキビにオロナインを塗ると、油分を含んだオロナインが毛穴をふさいでしまい、ニキビを悪化させてしまう可能性があります。

また、炎症が治まったあとに汚れが黒く毛穴に残ってしまっている黒ニキビにも、オロナインでの改善は難しいとされています。黒ニキビの場合は、古い角質を除去するピーリング効果がある薬やジェルなどが効果的です。

自分の背中のニキビが、今どんな状態なのか？しっかり確認をしてから、オロナインを使用するかどうか検討することをおすすめします。

なお、オロナインは保湿効果が高いため、乾燥しがちな背中には効果的である、という情報をインターネットで度々見かけます。しかし、オロナインは油分が多いだけで、保湿効果が高いわけではありません。肌の表面を軟膏が覆うようなイメージなので、保湿効果よりも毛穴詰まりの原因になる可能性があるため、保湿剤はそれ専用のものを使うようにしましょう。

オロナインを使ったニキビ治療の体験談

最後に、オロナインで背中ニキビを治療した方々の体験談をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。ニキビにもしっかりと効果のあるオロナイン。正しい使い方をして、早く背中のニキビが治るようにがんばっていきましょうね！

また、オロナインだけに頼るのではなく、睡眠時間の確保、バランスの良い食事、適度な運動、ストレスをためないなど生活習慣を見直して、ニキビの出来にくい体調管理をしていくことも大切です。

なお、オロナインを１週間使用しても効果が見られない場合は、使用を中止して別の方法を試すようにしてください。

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