私は29歳、製薬会社に勤務しています。これは、去年28歳のときに背中のぶつぶつを治すために皮膚科へ行った体験談です。
背もたれに寄りかかれない!痛みを伴う背中のぶつぶつ
背中のぶつぶつの状態を具体的に言うと、顔にできるニキビがそのまま背中の広範囲に、10箇所くらいできている感じですね。顔のニキビというのは、クリーム色の皮脂の塊がポッコリ膨らんで、その周りが赤く炎症を起こしたように化膿している状態のもののことです。
背中のぶつぶつで悩んでいたことや、困っていたことはたくさんあります。
まず背もたれに寄り掛かれないということ。デスクワークの最中に、ちょっと息抜きを兼ねて背筋を伸ばそうと背もたれに寄り掛かっただけで、例のぶつぶつが潰れてとんでもなく痛い思いをします。
しかも、その潰れたニキビから血や体液が滲むことで、白いワイシャツに斑点の模様が浮き上がって非常に恥ずかしい思いをするのです。冬場は滅多に上着を脱ぐことがないのでいいですが、夏場は地獄ですよ。そのぶつぶつ斑点を気にして、ずっと上着を着ていなければならないんですから。
熱いお風呂は激痛!背中ニキビが悪化し、ついに皮膚科を受診することに
シャワーやお風呂でも苦労します。あまり熱いお湯に浸かると、背中に激痛が走るからです。ぶつぶつの状態が悪い時は、ぬるめのお湯でそっと体を洗わなければなりません。
普段、背中を露出することはないため、大変苦労したわけではないんですが、それでもやっぱり背中が汚いと恥ずかしいもんですよ。背中にできる吹き出物やニキビって、主に中年の人の特徴っていうイメージがありますから、そういう意味であまり人に背中を見られたくないという思いをしています。
夏場、いよいよ症状が悪化し、これはもう生活にも支障が出てくるかもしれないというタイミングで皮膚科に行きました。つまり病院での治療を選択したのです。
皮膚科の先生が背中を見て驚き!アウト一歩手前だった
その皮膚科の先生は、私の背中を見てまず第一声でこんなことを言いました。
「うわぁこれは酷いですね~」
「もう少し処置が遅かったら、大変なことになるところでしたよ」
「このまま放置していたら、化膿して膿んだ患部から細菌が侵入し、炎症の範囲が拡大してしまうんです。背中全体が熱を持ち、ぼっこり腫れてしまう方もいるくらいなんですよ」
その言葉を聞いて、私はゾッとしました。まだセーフだという先生の言葉が、なによりの救いです。でも、その頃は仰向けで寝るのも苦痛という時期だったので、たぶんアウト一歩手前の状態だったのでしょう。
診察後、私は塗り薬と体の皮脂の分泌を抑える飲み薬を処方してもらいました。
やれやれ、これで一安心と思ったのも束の間。新たなる難題が浮上したのです。というのも、背中という手が届きにくい場所ゆえ、塗り薬をちゃんと塗るのはこれでなかなか大変なのです。そういう事情が災いして、結局完治するのに3ヶ月も要してしまいました。背中のぶつぶつには本当に悩まされましたよ。