背中ニキビを治してくれる皮膚科　有名な４院～保険診療・治療方法～

背中ニキビ　皮膚科　有名
背中ニキビは、皮膚科を受診することで治療を行うことができます。では、背中ニキビ治療を行っている有名な病院はあるのでしょうか？

ここでは、ニキビ治療で有名な病院を４院ご紹介させていただいます。また、気になる治療費について、保険診療なのかどうかも含めて説明しています。皮膚科での治療方法や再発するケースなど、気になる情報も合わせて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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背中ニキビで皮膚科を受診すべき理由

背中ニキビで皮膚科を受診する人は、年間数万人以上いるといわれています。病院へ行かない人も含めれば、背中ニキビで悩んでいる人は何十万人以上いるかもしれません。それだけ多くの人が悩んでいる『背中ニキビ』。早く治すためには、一度皮膚科を受診すべきかもしれません。

背中のニキビは、顔にできるニキビと違って大人になってからできる人が多く、治りにくいのが特徴です。理由は、背中という部位の特徴にあります。

背中は、他の部位の皮膚に比べて角質層が分厚くなっています。そのため、古い角質が残りやすく、毛穴詰まりが起こりやすいんです。加えて、背中は皮脂腺の多い部位です。皮脂腺が多いということは、ニキビの原因となる皮脂が多いということです。そのため、背中ニキビを治すためには、これらの背中の特徴を踏まえた治療が必要になってきます。

さらに、背中ニキビの原因は複数あります。ストレスやホルモンバランスの乱れなど体の内側から影響していることもあれば、シャンプーの洗い残しや汗などの汚れが原因となっていることもあります。背中ニキビを治すためには、今のニキビの状態をしっかりと診断し、どこに原因があるのかを考え、正しい治療方法を行う必要があるんです。

背中ニキビを治療してくれる皮膚科で有名なのは？

背中ニキビを治すためには、ニキビに対して専門的な知見で診断をしてくれる病院を受診するのが一番良い方法です。そこで、ニキビ治療を数多く手掛けている、実績のある病院を４つほどご紹介させていただきます。どこの病院もニキビ治療に関する評判が良い皮膚科ばかりです。ここでは東京にある皮膚科をご紹介させていただきます。

相澤皮フ科クリニック（調布市）

30万人以上の大人ニキビの治療実績がある病院です。ニキビ治療に関して最も有名な病院といえます。院長先生は、ホルモンとニキビの関係のについての第一人者。ホームページも、ニキビの情報提供に積極的で、まさにニキビ専門医がいるクリニックです。

サンシャイン山口クリニック（豊島区）

内科や神経科などがある総合病院ですが、ニキビ治療専門外来を設けている数少ない病院です。最新医療でのニキビ治療や、食事指導、サプリメントの処方、ニキビの再発防止など幅広くサポートしてくれます。

メディアージュ皮膚科クリニック（恵比寿・代官山）

重症ニキビ治療の専門クリニックです。ニキビの治療を専門として15年取り組んでいる信頼の実績があります。

池野皮膚科形成外科クリニック（銀座）

ニキビ治療の評判が良いクリニック。成増駅から銀座へ移転し、アクセスしやすくなりました。人気が高く、ピーク時は3時間近く待たされることも。

皮膚科のニキビ治療は保険診療？治療費はいくら？

ニキビ治療で通院するというと、保険が適用されず、治療にお金がかかる印象を持っている人が多くいます。これは、ニキビ治療を美容目的も兼ねて行う場合があり、エステサロンの施術などが高額のため、そのようなイメージを持っているのではないでしょうか。

ニキビはれっきとした皮膚疾患のひとつです。皮膚科でのニキビ治療に関しては、ちゃんと保険が適用されます。１回の受診でかかる費用は、1000円～2000円前後。1000円未満の場合もあります。皮膚科でのニキビ治療なら、大きな負担をかかえずに行うことができます。

治療期間は個人差があります。ニキビの状態が初期症状の場合であれば、１週間程度で薬の効果があらわれることもあります。多くの場合は2週間～1ヵ月ほど、通院しながら様子を見ていきます。ニキビの炎症がひどい場合などは、それ以上かかる場合もあります。

なお、美容皮膚科などで行う美容目的の施術では、保険適用外のものがほとんどです。数万円～数十万円の治療費がかかる場合があります。この場合は、必ず事前に説明や契約内容の確認がありますので、通常の皮膚科受診の場合は、保険が適用されるものだと思っていただいて大丈夫です。

皮膚科でのニキビ治療の方法とは？

皮膚科での主な治療内容は３つ。外用薬（塗り薬）、飲み薬、物理的な施術です。それぞれ具体的にご紹介します。

塗り薬

一般的に処方されるのは「レチノイド処方」といわれる塗り薬です。これは、毛穴の詰まりを改善するために使います。ニキビがひどい炎症を起こしている場合には、抗生物質が処方される場合もあります。

思春期に多い白ニキビなど炎症を起こしていないニキビに対しては、「硫黄薬・硫黄製剤」と呼ばれる塗り薬が処方されます。これは、毛穴の汚れ・皮脂を吸い取り、皮膚を柔らかくする塗り薬です。肌の表面を乾燥させる効果もあるので、大人のニキビの場合はあまり処方されないようです。

飲み薬

一般的に処方されるのは「ビタミン剤」。肌を健やかに保つ作用があります。他には、過剰な皮脂分泌を抑える薬、抗炎症剤などが処方されます。また、ニキビの原因菌の働きを弱める抗生物質なども飲み薬で処方されることがあります。

面皰圧出（めんぽうあっしゅつ）

物理的な治療方法で、ニキビの膿を押し出す方法です。炭酸ガスや器具を使い、傷を最小限にするよう処置されます。白ニキビは、自分でつぶすこともできますが、ほとんどの場合ニキビ跡が残ってしまいます。病院で処置してもらえば、ニキビ跡が残るリスクを最小限に抑えることができます。

ピーリング

薬剤をニキビができている皮膚に塗り、薄く溶かすことで肌のターンオーバー（新陳代謝）をうながす治療法です。エステサロンなどでも行われている治療法ですが、皮膚科であればより濃度の高い薬剤を使用することができるため、効果的です。

ホルモン治療

背中ニキビの原因のひとつとして、ホルモンバランスの乱れがあります。体内にある男性ホルモン（女性の体内にも男性ホルモンはあります）が過剰に分泌されるようになると、角栓による毛穴詰まりを引き起こしやすくなってしまうんです。これを抑えるために、外用薬を服用したり、ホルモン剤を投与したりする治療法があります。なお、ニキビ治療のために行うホルモン治療は、診断が難しいことから、ニキビに対して専門的な知見がある病院で行われることが多いようです。

他にも、レーザー治療など、ニキビへの治療方法は複数あります。お医者さんにニキビの状態を診察してもらい、適切な薬・施術を行ってもらいましょう。

薬をやめたら背中ニキビは再発する？

背中はニキビができやすい部位のため、一度治っても再発する可能性があります。せっかく皮膚科に通ってニキビを治しても、薬をやめた途端にニキビが再発してしまったら悲しいですよね。

基本的に、病院で行うニキビ治療は「今あるニキビ」に対して行うものです。今あるニキビの炎症を抑え、原因菌を殺菌し、ニキビを改善させていきます。

しかし、背中ニキビに悩んでいる人は、「今あるニキビ」だけでなく、これからできるニキビも予防して「ニキビのできにくい背中」にしていきたいと思いますよね？このような要望を叶えてくれるのが、上記でご紹介した背中ニキビに実績のある皮膚科なんです。

ニキビ治療を長年行ってきたからこそ、背中ニキビの完治には、ニキビ予防まで行ってこそだということを分かってくれています。皮膚科を受診する際に、ニキビができやすい体質も治していきたい旨を伝え、ニキビ予防についても薬を処方してもらえるよう相談してみてくださいね。

ニキビができない背中を作るためには保湿ケアが重要

一度背中ニキビを治しても、再びニキビができてしまうことがあります。根本的なニキビの原因が解消されていなかったり、背中の肌質自体がニキビのできやすい状態のままになっていたりするからです。二度と背中ニキビを作らないためには、今あるニキビの治療だけでなく、自らも背中のケアを怠らないことが大切になってきます。

自分でできることは限られてきますが、その中でも皮膚科の先生が口を揃えて言うのは「規則正しい生活」と「保湿」です。

規則正しい生活をすることで、お肌の健やかさが保たれ、ニキビの原因菌が炎症を起こす可能性をぐっと低くすることができます。普段仕事が忙しくて睡眠時間を確保しづらかったり、ストレスを抱えてしまいがちな人も多いかもしれませんが、少しでも体に負担がかからないよう心掛けてみてください。

そして、ニキビ予防の基本中の基本である「保湿」ケアを習慣化してみましょう。肌の乾燥は、背中ニキビの大きな原因です。顔に化粧水を塗るように、背中にも化粧水やクリームなどをつけ、肌が乾燥しないようにしてあげてください。毎日、入浴後に保湿ケアを行うだけで、ニキビができにくくなるはずです。
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