長年ニキビに悩まされている貴方。色んな方法を試したけど治らない。実は、遺伝のせいかもしれません!ここでは、背中ニキビと遺伝の真実をご紹介します。また、理不尽なニキビへの対処方法も詳しく解説します。
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背中ニキビは遺伝が原因!?
なにをやっても治らない背中ニキビ。インターネットや本の情報どおり色々なケアをやってみたけど、少しも効果が出ていない気がする。もしかして、このニキビって親からの遺伝なのでは・・・
そう考えてしまうのも無理はありません。そもそも背中ニキビは、ニキビの中でも解消させるのが難しいといわれています。遺伝的なものかも?と思ってしまっても仕方がないのです。
しかし、ニキビが遺伝するという噂は、厳密にいうと間違っています。ニキビは正式な病名を「尋常性?瘡(じんじょうせいざそう)」といいますが、これは皮膚疾患の1つで、親から子へと遺伝する遺伝病ではありません。また、背中ニキビは「マラセチア毛包炎」と呼ばれるカビによる皮膚病である可能性がありますが、こちらも遺伝病ではありません。
ただし、ニキビ自体は遺伝病ではないのですが、間接的に遺伝しているものがあります。それは、「ニキビになりやすい体質・肌質」「ニキビを起こしやすい毛穴」です。特に、背中は皮膚が厚く、汗腺が多いためニキビのできやすい部位と言われています。遺伝してしまった体質をしっかりと理解し、正しいケアを行う必要があります。
ニキビ体質は遺伝する~肌質~
ニキビ自体は遺伝しませんが、肌質は親からの遺伝を受けています。親がどんな肌質だったか?自分はどんな肌質か?ニキビができやすい肌質の特徴は以下の2つです。
①皮脂分泌量が多い
②代謝機能が低く、肌のターンオーバーが活発ではない
ニキビは、皮脂や角質・角栓などが毛穴に詰まることで起こります。皮脂がたくさん分泌される人は、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビができやすかったり悪化しやすかったりします。肌の代謝機能が低いことも、ニキビをできやすくしてしまいます。
ニキビ体質は遺伝する~毛穴~
人の毛穴の形状や大きさ、性質なども親からの遺伝情報で決まるといわれています。では、ニキビのできやすい毛穴とはどのような形状の毛穴なのでしょうか。
それは、毛穴が小さく角栓が詰まりやすい毛穴です。毛穴が狭いと、ニキビの原因となる角栓や皮脂などが詰まりやすく、除去しにくいため、ニキビを発症しやすくなってしまいます。
白い角栓がよく詰まっている、毛穴が黒ずんでいる、などの自覚症状がある人は、ニキビができやすい毛穴といえるでしょう。
ニキビをなくす体質改善!遺伝でも諦めてはいけない
ニキビができやすい・治りにくい原因が遺伝だと分かった人も、諦めないでください。確かにニキビの原因が間接的に遺伝だったとしても、ニキビ自体は遺伝病ではないため、適切なスキンケアや体質改善でニキビのできにくい体にすることは十分可能です。
毛穴が小さく角栓が詰まりやすいという人も、ニキビになるリスクは高いですが、しっかりケアしていけばニキビを予防することはできます。
大切なのは、自分がニキビになりやすい肌質・体質なんだと認識し、それに合った対処方法をとることです。正しいスキンケアや体質改善を行うことで、今あるニキビを改善させることもできますし、ニキビ予防も行うことができます。
ニキビができやすい肌質へ、正しいスキンケアでニキビ予防を
皮脂を長い間、肌に停滞させてしまうことがニキビの原因となっています。汗をかいたらこまめに拭く。着る服やインナーは吸水性・通気性の高いものを着用する。制汗スプレーを吹きかけ、皮脂量を抑える、など対処方法はたくさんあります。
この方は、体の内側から改善していく必要があります。バランスの良い食事と睡眠時間の確保を行い、規則正しい生活をすることで体の調子を整えましょう。
ケアとしては、ピーリングなどで肌のターンオーバーを促進させる方法もあります。肌の表皮を薄く溶かし、新しい皮膚の生成を促します。ピーリングはニキビに効果があるとされている方法で、ピーリング石鹸などで気軽に試すことも可能です。
毛穴詰まりを起こしやすいので、毛穴ケア・角質ケアを徹底するようにしましょう。入浴時に背中を洗うときは、石鹸をしっかり泡立てて包み込むように洗います。ゴシゴシこすると、ニキビを悪化させてしまう可能性があるので、やらないようにしてください。背中ニキビ用の石鹸を使うのもおすすめです。きめ細かい泡が、汚れをしっかり包み込んで除去してくれます。
背中ニキビの最大の敵は「乾燥」です。お肌が乾燥すると、それを防ごうと皮脂が過剰に分泌され、毛穴詰まりを起こしやすくしてしまいます。皮脂分泌量が多い人は、より多くの皮脂が分泌されることになりますし、肌代謝が低い人は古い皮脂が肌に停滞しやすくなります。
背中は、皮膚が分厚くなっており、通常の化粧水などではしっかり奥まで浸透しない可能性があります。また、保湿剤の油分が多いと、ニキビに対して逆効果になってしまう可能性もあります。そのため、背中の保湿には、背中ニキビ用の保湿剤を使うのが一番効果的です。肌へしっかりと浸透し、肌の皮脂分泌をコントロールしてくれます。
まとめ
背中ニキビは、直接遺伝しているわけではありません。しかし、間接的に親から受け継いだものがある可能性があります。しっかりと正しいケアを行って、ニキビのできにくい肌作りを目指しましょう。
- ニキビは遺伝病ではない
- しかし、ニキビのできやすい肌質は遺伝する
- 適切なスキンケア・体質改善でニキビ予防は十分可能
- 背中ニキビ専用の保湿ケアを怠らない
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