背中ニキビは20代から30代で発症する女性が多い大人ニキビの一種です。背中という部位の特徴から、顔の次にニキビができやすい場所といわれています。
では、背中ニキビができやすい人とできにくい人の違いはなんなのでしょうか?今回は背中ニキビがでできやすい人の特徴とできにくくするための改善方法をご紹介します。背中ニキビができる人とできない人の違いは、実は簡単な方法でなくせるんです!
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背中ニキビができやすい人の特徴
顔にニキビができやすい人がいるように、背中ニキビばっかりできやすい人というのがいるのは事実です。なぜ背中にばかりニキビができるのでしょうか?
【背中ニキビができやすい人の特徴】
お肌が乾燥しやすい
背中のお手入れが不十分
背中ニキビができやすい人の共通点は、乾燥肌だという部分です。肌が乾燥しやすい女性はたくさんいますが、背中というのは特に乾燥しやすい部位なんです。お肌が乾燥しているとお肌の代謝が悪くなって古い角質が停滞したり、毛穴自体が硬くなったりしてしまいます。
そうすると、硬くなった毛穴に古い角質や皮脂が入り込んで、毛穴詰まりを起こしてしまうんです。毛穴が塞がれてしまうと、その部分にニキビの原因菌が発生し、繁殖を始めます。
また、ニキビは皮脂の分泌が多い人ほどなりやすいと言われていますが、そもそも背中は皮脂の分泌が多い部位!体からたくさん分泌される皮脂が毛穴に入り込み、ニキビの原因となってしまうこともあります。
これは、できるだけ小まめに清潔なタオルで背中を拭くことで防ぐことができますが、背中は知らないうちにじんわりと汗をかいていることが多く、なかなかケアが行き届かない人が多いんです。
汗をそのままにしていることで背中がジメジメとして、雑菌が発生しやすい状態になってしまいます。これにより、アクネ菌などの原因菌が発生しやすくなるという特徴があるのです。
さらに、毎日のお風呂の習慣にも注意が必要です。お風呂に入った際のシャンプーやコンディショナー、石鹸などの洗い残しやすすぎ残しによって、背中ニキビが発生してしまうことも十分に考えられるでしょう。
背中ニキビができない人の特徴
【背中ニキビができない人の特徴】
皮脂の分泌量が適切
お肌の代謝が良い
入浴時にしっかり背中がケアできている
ニキビができやすい人に比べ背中ニキビができにくい人の特徴としては、皮脂の分泌量が適切で、お肌の代謝が良いことが挙げられます。
お肌というのは、乾燥しているとそれを防ごうと過剰に皮脂が分泌されるようになっています。そのため、皮脂分泌が多い=乾燥している、という状態になっているんですね。
また、お肌の代謝が正しく行われていれば、古い角質がお肌に停滞していることもなく、毛穴が硬くなってしまうこともありません。つまり、毛穴詰まりが起こりにくく、ニキビが発生しにくくなっているんです。
さらに背中ニキビができない人の大きな特徴として言えるのは、背中のケアを十分に行っているかどうかです。
普段、何も気にせずお風呂で体を洗っている人が多いと思いますが、背中ニキビができにくい人は背中の汚れをキレイに洗い流せている、ということです。1日に出た皮脂や角質、汚れや雑菌などをキレイに洗い流すことによって、これらが毛穴に詰まってしまうことがなくなります。
皮脂や角質が毛穴に詰まらないようになれば、アクネ菌のエサとなるものがありませんので、菌の発生や繁殖を抑えることができます。
では、背中ニキビができやすい人は、背中にニキビができることを我慢しながら生活しなければならないのか、と言うとそうではありません。背中ニキビができないような習慣を取り入れたり体質を作り上げていくことで、ニキビが発生しないようにすることができます。
背中ニキビができやすい体質を改善させる方法
背中ニキビができやすい人とできにくい人とでは、皮脂分泌量や肌代謝などの体質が違うことが分かります。そして、体質は普段の食生活や運動によって変えていくことが可能です。
背中ニキビができない体づくり~食事法~
背中ニキビができやすい人は、まず食事を改善させることで体質の改善を図ってみましょう。
食に関しては、昔から「バランスのとれた食事を心がける」と良いと言われますね。バランスのとれた食事は、体の内側からお肌を健康にすることができ、肌代謝が正常に行われるようになります。背中ニキビも、バランスのとれた食事を心がけることによって改善することができるのです。
脂分の多い食事ばかり取っていたり、野菜を揃えたメニューが少ない、外食が多い、間食して食事をあまり食べないなどという人は、食生活が乱れているといえます。このような食生活をしていると、皮脂の分泌量が増えてしまう恐れがあるのです。
このような状態の肌を「オイリー肌」「脂性肌」と呼んだりします。オイリー肌は遺伝的なことも多く、元々生まれ持った肌質の場合もあるのですが、食生活の乱れが原因で起こることも少なくありません。
オイリー肌は、皮脂の分泌が過剰になっている肌を表していて、男性ホルモンの働きが過剰な状態です。男性ホルモンの働きが活発になることで皮脂の分泌が過剰になりますので、飽和脂肪酸を多く含んでいる食べ物は控えるようにしなければなりません。
飽和脂肪酸を多く含んでいる食べ物は、バターやラード、肉類などが代表的で、これらをあまり摂取しないようにすれば、男性ホルモンの働きを抑えられるようになり、皮脂の分泌が過剰になるのを防げるように少しづつ変化していきます。
また、男性ホルモンに対して女性ホルモンの要素を増やすという手段もあります。女性ホルモンと同じ働きをするのが納豆や豆乳に含まれる大豆イソフラボンです。これらを積極的に摂取するのも効果があるといえます。
背中ニキビができない体づくり~運動法~
最近では、外出する手段としてバスや電車、車などで移動するという人を多く見かけます。このような生活を送り続けると、家の近くにあるコンビニに行くだけでも車を利用する、という人もいるのではないでしょうか?
ただでさえスポーツをしていないのに、日常生活までラクチンな移動手段をとっている人は、運動不足に陥りやすいといえます。
運動不足が続くと、結果として血液の流れが悪くなることもあり、栄養が肌まで届きづらく、肌の免疫力を下げてニキビができやすくなってしまいます。
また、運動不足はお肌のターンオーバーの働きにも直結してしまいますので、ニキビができやすくなるという悪循環に陥ってしまうんです。
背中ニキビができやすい人は、常日頃からできるだけ体を動かすように心がけましょう。
通勤の際は1駅分歩いてみたり、家から駅まで歩いて向かうというのも効果的です。家の中にいるときも少しでも代謝が良くなるよう体を動かすことを心がけたり、ジョギングや有酸素運動などをして体質の改善を行いましょう。
体の代謝が高められることで、背中ニキビの原因になる肌の免疫力の低下を抑えられるようになり、背中ニキビができにくい体質を作れるように変わっていきます。
背中ニキビができない体づくり~入浴法~
お風呂に入る際に洗い方に注意するだけでも、背中ニキビは防ぐことが可能です。背中ニキビができやすい人は、早速はじめてみてください。
まず、注意していただきたいのは、お風呂に入った際にボディータオルを使ってゴシゴシ体を洗っている人です。実は、この洗い方は背中ニキビには逆効果となっている可能性があります。
汚れを落としているつもりが、逆に肌を傷つけてしまったり、肌の免疫力を低下させてしまう可能性があるからです。
お風呂で力を入れて体を洗うと肌を傷つけやすく、肌本来のバリア機能が低下してしまい、乾燥を引き起こす可能性があります。お肌が乾燥すると、肌を守ろうという力が働くようになり、皮脂の分泌が過剰に行われるようになります。
最近では、ボディータオルを使わずに体を洗うという入浴法は一般的になってきました。体を洗う時はタオルなどを使わず、自らの手でボディーソープや石鹸を利用して撫でるように洗うという手法です。この方法であれば、肌を傷つけたりする恐れがないため、肌を優しく守ることができます。
しっかり石鹸を泡立てていれば、泡が汚れを吸着してくれるので、優しく洗うだけでも十分汚れを落とすことができます。
さらに、入浴時はシャワーだけでなく、ゆっくりと湯船に浸かるようにしてください。湯船に浸かることでお肌が温められて毛穴が開き、その毛穴から皮脂や角質を洗い流しやすくなります。
背中ニキビのためとはいえ、中にはボディタオルを使わないと体を洗った気分にならない、という人もいるでしょう。お風呂で体を洗う際は、ボディータオルで力強くこすりながら垢を落とす爽快感はありますよね。
どうしてもそういった習慣が捨てきれない方は、あまり力を入れすぎないように注意していただきたいなと思います。お肌を削ってしまうくらい力を入れるのではなく、お肌の表面の汚れだけを取り除くイメージで洗ってみてください。
また、硬めのボディータオルではなく、絹やシルクなどの柔らかい素材でできているタオルを使うようにすれば、お肌の負担を減らして背中を洗えるようになります。
体の洗い方一つで背中ニキビができない体に変化しますので、お風呂に入る際は特に注意をしましょう。
まとめ
- 背中ニキビができやすい人は、お肌が乾燥しやすく、お手入れが不十分!
- お肌の乾燥は毛穴を詰まりやすくし、皮脂の分泌も過剰になってしまう
- まずはバランスのよい食事を心がけ、皮脂分泌を正常にしていく
- 適度な運動をして、お肌の代謝をアップさせる
- お肌に負担をかけすぎない入浴法で背中を清潔に保つ
いかがだったでしょうか。背中ニキビができやすい人というは、もともとの体質というよりも日常の習慣が原因となっていることがほとんどです。
毎日バランスのとれた食事をとったり、入浴の習慣を変えることは簡単なことではないと思います。それでも、日々の積み重ねこそがニキビのできない体になるための近道なのです。時間はかかるかもしれませんが、ひとつずつ、できることから気を付けていくことで背中ニキビを改善させていきましょう。
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