私は現在27歳の大学院生ですが、いまだに毎日猫背を気にかけています。これは、私が猫背を治すために行った方法とそれまでのエピソードです。
習慣化してしまった猫背。親に注意されても治そうとは思いませんでした
私が猫背になったきっかけというものは、明確にはないと思います。自然と、猫背の体勢が楽だという習慣ができてしまっていたのだと思われます。
正確な時期は覚えていませんが、猫背を親に初めて指摘されたのは小学校の頃でした。授業参観の時に、私が椅子に座っている姿を見ていた親に、「すごく猫背だったね」「治した方がいいね」と言われた覚えがあります。
その頃はまだ、猫背だとどのように悪いのか、などということはろくに理解していなかったので、親に注意されたとはいえ習慣を変えようとは思いませんでした。
猫背を治したいと思うように…まずは背筋を伸ばすことを習慣にしました
しかしながら、年齢を重ねるほどに自分の姿が他人からどのように見えているのかということが少しずつ気になり始めてきました。さらにはテレビで「猫背を続けていると骨が曲がる」といった情報を見て、怖くなりました。
大学に入学した頃になると、ようやく猫背を治したいという気持ちが高まり、気が付いた時には背筋を伸ばすように心掛けようとしていました。とはいえ、それまで十何年も猫背で生きてきた人間です。そうすぐに習慣を変えることはできません。
同じく猫背で悩んでいる大学の友達が、椅子に座っている時は背筋を伸ばすようにしているのを見ました。そこで、私も毎日心がけていれば、いずれ正しい姿勢が習慣になるかもしれないと努力してみました。
しかし、やはり背筋を伸ばすという行動は私の体にとってかなりの負担があるらしく、すぐに疲れてしまいます。講義中だけでも、と思って80分間ずっと背筋を伸ばして過ごすのはとても大変です。思い出した時にやる程度でしか続けることはできませんでした。
猫背を治す習慣に失敗…腰痛や肩こりにも悩まされるようになり正しい姿勢をさらに意識
そのまま、結局あまり効果を得られないまま現在に至っていますが、ここ2~3年になると、猫背だけでなく新たな問題も浮上してきました。
毎日猫背でデスクワークをしていると、どうにも腰が痛むようになってきてしまったのです。体のつくりを考えれば、猫背が腰に悪いということは明白です。一日中ずっと猫背でいると、夜には腰に違和感が生じることがしばしば起こるようになってしまいました。
他にも、首の後ろが凝りやすくなったり、肩こりが慢性的に起こるようになったりと、年齢の影響もあると思いますが、猫背による弊害がどんどん増えています。
ここまで来るとさすがにどうにかしなくては、と思い、最近ではデスクワークの際にはできる限り前かがみにならないよう、軽く胸を張った姿勢で過ごすようにしています。背筋を伸ばすことを意識すると疲れてしまうので、姿勢が猫背に近づかないようにだけするのです。
こうしていると、以前より肩や腰の痛みはマシになりました。今後もできるだけ正しい姿勢を保つように心掛け、猫背を少しでもマシにしていきたいと思います。