現在38歳の会社員です。今回は、今から10年前から始まった、背中にできた毛嚢炎(もうのうえん)との戦いを紹介したいと思います。皮膚科での治療は、とにかく激痛に耐えるしかありませんでした。
背中にできたドーム状の出来物。かゆみだけかと思っていたら、痛みを感じるように
最初気付いたときは、虫刺され程度の小さな赤い出来物が背中にできた感じでした。少しかゆかったので、虫刺されの薬を塗って様子をみてました。
しかし、その背中の出来物は、1か月たっても治るどころかだんだん大きくなっているような感じでした。特に痛みはなく、たまにかゆい程度でしたが、さらに時間がたつとだんだんと熱をもっている感じになってきました。
その時点で、直径1センチくらいのドーム状の出来物になっており、中には膿が入っているように白く透けてる感じでした。その頃から、背中が服でこすれたりすると痛みを感じるようになり、まわりが真っ赤に腫れあがってきました。
背中の出来物は毛嚢炎か粉瘤?治療法を調べるも、怖くて病院に行けなかった
だんだん怖くなりネットで調べた所、毛嚢炎(もうのうえん)や粉瘤(ふんりゅう)という症状だとわかりました。
治療法を調べてみると、出来物にメスを入れて力づくで押して絞り出すとか、外科手術で切り取るなどと書かれていました。元々病院が大の苦手な私は、それを読んで怖くて病院にいけないまま2か月が過ぎてしまいました。
しかし2ヶ月経つと、出来物はゴルフボールの半円ほどに巨大化していました。中の白い膿がクッキリと見えている感じで、その出来物のまわりは広範囲にわたり真っ赤に熱をもっています。
怖くて病院にも行けず、放置しても治る気配もなく、途方に暮れながら様々な市販薬を試すもどれも効果がない状態でした。
白い膿が出てきたので自力で排膿!しかし、再発したため観念して病院を受診
ある日、仕事中に背中に違和感を感じ、トイレで確認してみた所、出来物が破けて白い膿が出始めていました。この膿がでればきっと治る、と思った私は、まわりから出来物を挟むように圧迫し自力で排膿をしました。
膿がでると、ドーム状のふくらみはみるみると小さくなり痛みも引いていきました。自力で治せた!と喜んでいたのもつかの間、数日後に再びふくらみ始めたのです。
何か悪い病気じゃないかと気になり、とうとう観念して病院に行きました。患部を先生に見せると先生は笑いながら「よくここまで我慢しましたね」と一言。そして、ベットに寝かされてドキドキしていると、次の瞬間、人生最大の激痛が襲いました。
毛嚢炎の治療は痛い!病院ではとにかく激痛に耐えるしかなかった
先生が出来物を握りつぶすように排膿を始めたのです。叫び声もでずに、やられるがまま耐えるしかありませんでした。その後に、出来物の中に綿棒で薬を塗り込み傷口が塞がらないように脱脂綿をつめられこの日は終了。
聞けば、これを2週間ほど毎日やるとの事で半泣き状態でした。ここまできたら、途中で投げ出すわけにもいきません。毎日病院に通っては、絞り出される激痛に耐え、ようやく治す事ができました。
出来物は毛嚢炎(もうのうえん)と診断され、毛穴から入った菌が悪さをしたとの事でした。それからは、今まで以上に背中を洗い、清潔に保つ努力をしています。みなさんも異変を感じたら、早めに皮膚科を受診しましょう。悪化すると治療が長引きます。